高次からの招待状
そろそろ地球の体験に飽きたわ
と思ってる人って、100人に1人くらいいると思う。
恋愛もお金も、人気も、自己実現も
全部欲しいけど、それよりもっとすごいやつ。
誰も体験したことのないような、とんでもない体験をしてみたい。
そんな気持ちをどこかに隠しながら
馬鹿なことは言うまいと、足のつま先を見て歩いてる。
実はその、突拍子もない、子どもじみた欲求が
誰も到達できなかった領域からの、招待状なのよ。
あなたは選ばれた。
それはあなたが選んだから。
そう言われる日は近いのに、
とっくに飽きたおもちゃで気を紛らわせば紛らわすほど、
その日は遠くなってゆく。
誰も受け取ったことのないような、
圧倒的な歓喜に満ちた体験を。
私は、あなたは、なぜ望まない?